佐白地区 (さじろちく )
佐白地区の「長者屋敷跡」はアシナヅチ、テナヅチの住居跡です。「鏡が池」はクシナダヒメが鏡代りに顔を映したとされています。この水でオロチに飲ませた酒を造り、姫の姿を池に映してオロチに飛びつかせたとも伝えられます。
佐世神社 (させじんじゃ )
スサノオが「佐世の木」を頭に挿して喜びの舞を舞っている時、その枝が地に落ちたことから「佐世」という地名になったと言われています。
佐太神社 (さだじんじゃ)
「出雲国風土記」に登場する佐太大神をはじめ、十二柱を祭る出雲三大社のうちの一つ。9月24、25日の御座替祭(ござがえまつり)で舞われる佐陀神能はユネスコ無形文化遺産にも指定されています。
清水井 (しみずい)
落命したオオクニヌシを蘇生する薬を作るために、ウムギヒメ(ウムカイヒメ)が水を汲んだ泉。貝殻を削った粉を清水井で練って塗ったところ蘇生したと言われています。
須我神社 (すがじんじゃ )
ヤマタノオロチを退治したスサノオが、クシナダヒメと造った「日本初之宮」(にほんはつのみや)と言われています。スサノオが作った日本初の和歌を詠んだ地とされています。
須佐神社 (すさじんじゃ )
出雲国内を巡行していたスサノオが、この地に到着して、「ここは小さい国だけれども、住むに適した場所だ」と述べて、この地に腰を落ち着け、「大須佐田」「小須佐田」と名付け、御魂を鎮めたと伝えられています。
玉作湯神社 (たまつくりゆじんじゃ )
クシアカルダマ、オオクニヌシ、スクナビコナの三神が祭られています。「湯山主之大神」として崇められてきた「願い石」があり、「叶い石」と重ねて願うことで不思議な力が吹き込まれるといわれています。
つぶて岩 (つぶていわ)
稲佐の浜から日御碕へ向かう途中で見えてきます。国譲りの談判の中で、タケミナカタとタケミカヅチとの力比べで、2柱の神が海に向かって投げた岩が重なってできたといわれています。
剱神社 (つるぎじんじゃ )
イザナミからの追手を振り払うために、イザナギが剣を抜いたという言い伝えが残ります。
唐王神社 (とうのうじんじゃ )
毒虫除けの守り神・唐王御前ことオオクニヌシの正妻スセリビメが祭られており、玉垣内の砂をまけば毒虫が退散するとの言伝え。スサノオの試練を乗り超えて結ばれた二人の伝承が息づきます。