鰐淵寺(がくえんじ)
がくえんじ
住所
出雲市別所町148
問い合わせ電話番号
0853-66-0250
営業時間
拝観時間 8:00 ~ 16:15
【注意事項】
①ペット同伴での入山はご遠慮ください
②山野草の採取はしないでください
③駐車場から先で三脚は使用しないでください
天台宗の古刹
594年の創建と伝えられる天台宗の古刹。信濃国の智春上人が推古天皇の眼病を治すため、ここの浮浪の滝に祈り、見事平癒したことから、鰐淵寺を建立されました。
智春が滝壷に仏器を落とした際、鰐(ワニザメ)がこれをくわえて浮かび上ったという言い伝えがあり、浮浪山鰐淵寺と称するようになったといいます。
平安時代末期に、修験道の霊地として全国的に知られるようになりました。
新緑、紅葉の名所
春、むせるような新緑に山全体がつつまれます。数百年を経た老杉がそびえ立つ中に、もみじの緑が映え、山が緑一色に覆われます。また、野鳥が多く生息していますので、朝早くからさえずり、鶯やかじかの鳴き声が聞えてきます。
秋になると、「いろはもみじ」が全山を赤く染め、境内や参道の石段を覆います。11月中旬から11月下旬が見頃で、毎年多くの観光客で賑わいます。
弁慶伝説
鰐淵寺には、西塔武蔵坊弁慶にまつわる事物がいくつか残されています。それは彼が青年時代に、ここで修行に励んだという伝えがあるのにかかわっています。大山の寺から一夜で担いできたと称せられる釣鐘や、背負い櫃、鋸、自画像が残されています。釣鐘には「寿永二年五月十九日伯耆国大日寺上院之鐘」の銘があり、国の重要文化財になっています。
弁慶のようにたくましく、人間性あふれる人物の輩出を願って、武者行列を中心とする「武蔵坊弁慶まつり」が開催されています。