むらくも座『出雲歌舞伎特別公演』 開催のお知らせ
2025/02/07 (金)
歌舞伎の創始者といわれる“出雲阿国”生誕の地で、古くから育まれた出雲歌舞伎の特別公演をお楽しみください。
むらくも座 出雲歌舞伎特別公演
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日時
令和7年3月29日(土) 16:00~開演 (約60分)
場所
ビッグハート出雲(出雲市駅南町1-5) 1F 白のホール出演
出雲歌舞伎むらくも座
演目
日本振袖始(にほんふりそではじめ)
~オロチは女に化けてやって来る~
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料金
1階席 | 大人1,500円、小学生1,000円 |
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2階席 | 大人1,000円、小学生800円 |
※全席、自由席となります。 ※未就学児の入場はお断りします。 |
申込方法
「チケットぴあ」よりチケットをご購入ください。
日本振袖始 簸の川大蛇退治の場
にほんふりそではじめ ひのかわおろちたいじのゆ
時の帝の孫、天津彦火擔々木之尊(あまつひこほのににぎのみこと)の后(きさき)として、大山祗尊(おおやまずみのみこと)の妹、姫木花開耶姫(このはなさくやひめ)が選ばれる。
かねてからこの美しい姫に心を寄せていた須佐之男尊(すさのおのみこと)は姫を奪おうとするが、妹に嫉妬した姉の岩永姫(いわながひめ)に三種の神器の一つ、十握(とつか)の宝剣を奪われてしまう。
岩永姫は、わが恋を阻まれた怨念から次第に大蛇の霊が乗り移り、日本中の美しい女性をことごとく食い殺そうと出雲の国簸の川上、手摩長者(てなづちちょうじゃ)のひとり娘、稲田姫に襲い掛かる。
岩永姫を追ってきた須佐之男尊は、姫から化身した8頭の八俣大蛇と激闘の末、みごと大蛇を退治し、奪われた十束の宝剣を奪い返し、人身御供(ひとみごくう)になっていた稲田姫を助けだした。
日本振袖始というのは、人身御供になった稲田姫が高い熱を出したとき、須佐之男尊が姫の着ていた着物の両袖を切り開き、これを治してしまう。それまでは筒袖であったが、それ以来、日本に振袖が出来たということから日本振袖始という題名になったと言われている。