「日本三体不動明王」の一つ
馬木不動尊は日本三体不動明王の一つとして知られています。通称「馬木(まき)のお不動さん」として今日まで一般に親しまれて参りました。
「雲陽誌」には、日本史に残る僧侶であった行基の彫刻と記されています。一説によると出雲国風土記に記載されている、朝山郷の新造院ということです。
馬木不動尊
「雲陽誌」によると千葉県の成田、東京の目黒の不動尊とともに、一本の木で三体を彫ったといわれ、日本三体不動尊の一つと言い伝えられています。
仏身157㎝、総高295㎝の堂々たる姿の木像一木刻。江戸時代には、松江藩主松平公の祈願所として祟敬を受け、そのゆかりの品も現存しています。
不動尊は火焔を背負い、右手に剣、左手に網を持っています。
これは私たち衆生の心の中に存在している、三毒(貧・・・むさぼり)・(瞋・・・いかり)・(癡・・・ぐち)を焼き払い正道に導いていこうとする姿であるそうで、多くの変遷を経て、現在も諸願成就の霊験あらたかなお不動さまとして広く庶民の信仰を受けています。
水かけ不動尊縁起
不動明王の全身怒りに満ちた力あふれる闘志満々たる姿、また泉から永遠に変わることなく涸れることなく淡々と沸き出ずる水。いずれも同様の力強い生命力を感じます。
不動明王に水をかけるという意義は、不動明王の持つ生命力と水本来の生命力とが感応道交し、私たちがその御徳を裁くというところにあります。
すなわち、自己の内面の悩み、苦しみを素直に開き顕し未来に対して前向きに力強く生き抜く道を見い出すということです。
不動明王には、三十六童子と大勢の従者があり、ことにその中の二童子が一般に知られています。矜迦羅(こんから)と制た迦(せいたか)のニ童子がそれです。
詳細
名称 | 光明寺 馬木不動尊 |
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カテゴリー | 歴史・文化 |
住所 | 出雲市馬木町1123 |
問い合わせ電話番号 | 0853-48-0600 |
駐車場 | 有り 100台 |
リンク | http://www.icv.ne.jp/dktiin/ |
交通アクセス | JR出雲市駅から車で10分 |