
稲佐の浜の夕景
国譲り、国引き神話の舞台
出雲大社の西方約1kmに位置する海岸で、国譲り・国引きの神話で知られる浜です。
浜辺の奥には、大国主大神と建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)が国譲りの交渉を行ったと伝わる屏風岩があります。海岸の南側には、国引きの際に島々を結ぶ綱になったとされる長浜海岸(薗の長浜)が続いています。
また、この浜は旧暦10月10日に、全国の八百万の神々をお迎えする場所としても知られています。
2021年までは海水浴場として親しまれてきましたが、2022年以降は海開き等は行われていません。

弁天島
稲佐の浜に、ひときわ目を引く丸い島があります。地元では「べんてんさん」と呼ばれ親しまれており、かつては稲佐湾のはるか沖にあったため「沖ノ御前」や「沖ノ島」とも呼ばれていました。
昭和60年前後までは島の目前まで波が打ち寄せていましたが、近年は砂浜が広がり、現在では島の裏側まで歩いて行くことができます。
島の上には沖御前(おきのごぜん)神社があります。神仏習合の時代には「弁財天」が祀られていましたが、明治以降は豊玉姫命(とよたまひめのみこと)が祀られています。
令和7年6月28日には、60年ぶりとなる遷宮が斎行されました。

屏風岩(別名国譲り岩)
高天原からの使者として派遣された武甕槌神(たけみかづちのかみ)は、この岩を背に大国主大神と国譲りの話し合いを行ったと伝えられています。
戦うことなく国を譲った大国主大神の、「和を尊ぶ」こころを感じてください。
屏風岩は、弁天島から北東へ約300メートルの場所にあります。
おすすめの体験プラン
祭神名の表記修正について
当サイトにおいて、これまで当神社の祭神名を「豊玉毘古命」と表記しておりましたが、参考にした文献に誤記があったことが判明しました。
このたびの令和7年6月の遷宮を機に、祭神名の表記を見直し、「豊玉姫命」に修正させていただきました。
今後も正確な情報発信に努めてまいります。
撮影許可申請窓口
テレビ番組、映画、CMなど商業目的で撮影する場合、下記窓口に申請をお願いします。
島根県東部農林水産振興センター
TEL: 0852-32-5638
e-mail: tobu-noshin@pref.shimane.lg.jp