御祭神
主祭神は布都御魂神(ふつのみたまのかみ)。
配祀神は伊弉册尊(いざなみのみこと)、速玉男命(はやたまのおのみこと)、事解男命(ことさかのおのみこと)、天児屋根命、太玉命、手力男命(たぢからおのみこと)、大歳神。
境内社と御祭神
天満宮・・・・菅原道真、少彦名命
幸神社・・・・猿田彦神
稲荷神社・・・保食命
金屋子神社・・金山彦命、金山姫命
社外社と御祭神
船霊神社・・・市木嶋姫命
縁結神社・・・伊弉諾命、伊弉冉命
祖神社・・・・久久能智命
城前神社・・・素戔嗚尊
伊勢宮・・・・天照大神
宇美神社の主祭神の布都御魂神(ふつのみたまのかみ)は記紀神話に現れる霊剣の神であり、荒ぶる神を退ける力を持つといわれております。「ふつ」は宝剣で物を断ち切る音を表しております。
配祀神の「事解男命」は、「事」を「離(サカ)=解(サカ)<コトサカ=関係を裂く、離縁の意>」から新たな命を授かったので、悪縁消除を象徴しています。
このことから、このお宮にお参りをしますと諸々の、悪縁消除が叶うとされております。
由来
「出雲国風土記」に宇美社、「延喜式」に宇美神社と記載されている古社。
もと、沼田郷(ぬたのさと)の廻(さこ)の奥平田町愛宕町の丘陵上にあって、廻大明神と呼ばれました。
ただし、塩津町の石上神社がもとの宇美神社であったが、沼田郷の土豪長廻氏が廻の奥に移したという伝承もあります。
いずれにせよ、「出雲国風土記」の沼田郷の地名伝承によれば、宇美神社の祭神は海神である宇能遅比古命であるべきだが、
現在は宇美神社、石上神社ともに布都御魂神という剣神です。
縁結神社
縁結神社の起源は定かではないが、江戸時代からあったとされています。同じ並びの船霊神社は1775年に勧請されたと記録にあるところを見ますと、かなり古くから鎮座していたものと思われます。
生前の伊邪那美命と伊邪那岐命のご縁から「縁結神社」として祀られており、良縁成就、家庭円満、益々繁栄のご神徳が得られると言われています。
詳細
名称 | 宇美神社 |
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カテゴリー | 歴史・文化 |
住所 | 出雲市平田町688-1 |
問い合わせ電話番号 | 宇美神社 TEL.0853-62-3028 |
駐車場 | 有り |
交通アクセス | 雲州平田駅より徒歩10分 |