大社の祝凧
出雲大社に関わりの深い千家と北島の両家に伝えられてきた凧で、大社背後の亀山(北島家)と鶴山(千家家)を表徴した、「亀」と「鶴」の文字が書かれた2枚1組の祝凧です。
元禄の頃、両家に祝い事があると国引き伝説で知られる引佐の浜で、各々の凧を村人があげたのが始まりといわれています。
その歴史の中で考案された小さな祝凧が今に伝わり、近年では15センチから40センチほどの装飾用が好まれるようになってきています。
竹ひごの切断から型作り、そして和紙貼りや絵描き、乾燥と全てを手作業で行っているため、一つの凧を作り上げるまでに4〜5日かかります。
じょうきと鯛車
じょうき、鯛車は大社の夏の風物でもあり七夕から盆にかけて昔は町民が競って作ったものです。
江戸時代より精霊流しが全国で盛んに行われるようになりましたが、大社地方には適当な川がなかったため、子供たちが小さなコマをつけた屋形船や千石船など思い思いの紙貼りの船を作りローソクを入れて灯りをともし、七夕から盆にかけて曳いて歩いたものです。
これが大社のじょうき、鯛車のはじまりですが、いまではほんの一部の家庭に面影をとどめる程度になりました。
詳細
名称 | 祝凧高橋 |
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カテゴリー | 民芸品・工芸品 |
住所 | 出雲市大社町杵築東724 |
問い合わせ電話番号 | 0853-53-1553 |
営業時間 | AM9:00〜PM7:00 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 有り 1台 |
クレジットカード | 不可 |
交通アクセス | 一畑電鉄出雲大社前駅より徒歩で9分。 |