明治10年、当家8代正右衛門により創業しました。北に日本海、南に斐伊川、東に宍道湖をのぞみ、また近くには旅伏山がそびえ、四季折折の風情を感じれる山紫水明の地です。この地で、大豆・小麦を仕入れ、寒い時期に仕込む「寒仕込み」という製法で諸味をつくっています。出雲の四季を通じ、1～3年の期間をかけ発酵・熟成しています。

昭和初期には、さいしこみしょうゆ発祥の地といわれる山口県へ行き、さいしこみしょうゆを学んで帰り、製造・販売いたしました。さいしこみしょうゆが出来た頃、庭の紅梅の花が綺麗に咲いたことから、「紅梅」と命名しました。（平成7年8月（1995年） 『紅梅』『紅梅しょうゆ』を商標登録）

昭和9年（1936年）、10年（1937年）には「さいしこみしょうゆ紅梅」が島根県醤油品評会において特選を受賞いたしました。「さいしこみしょうゆ紅梅」は深いコクと香りが立つ濃い出雲の特徴あるしょうゆです。

島根県には素晴らしい食材が沢山あります。気軽に普段の食事で食べて欲しい想いから、原料に使用し、製造した「だししょうゆ」です。化学調味料不使用。素材の味を活かした商品です。