鵜鷺(うさぎ)地区
鵜鷺地区は、出雲大社から峠を越えた日本海に面した地区であり、「鵜峠(うど)」と「鷺浦(さぎうら)」からなり、「出雲国風土記」には宇太保浜(うたほはま)、鷺浜(さぎはま)と記されていました。島根半島の西端、日御碕の隣の山と海に囲まれた小さな港町です。
かつては、北前船や大阪商船の寄港地、鵜峠・鷺鉱山(銅・石膏)で栄えた時代もあり、海と山の自然の恵みを受けながら、町並みや生活する人から、ほっとする雰囲気を感じることができる地区です。
この地区には、白兎神を祀った伊奈西波岐神社があります。
http://www.izumo-kankou.gr.jp/958
鷺浦隧道(さぎうらずいどう)
昭和10年に地元の人たちが岩盤を手掘りで作ったトンネルです。
このトンネルからは、鷺浦の中心街道が見渡すことができ、人気の記念写真スポットになっています。
鵜鷺の藻塩
出雲沖の水深3~5mから海水600リットル汲み、約5~6時間炊いて濃縮液をつくります。
翌日、上澄みを釜に入れて更に6時間炊きます。
その後、布袋に入れてつるして、にがりを除去し、乾燥箱に入れます。
時々ていねいにもみほぐすと天然塩の出来上がり。
そこにミネラル豊富で美味な海草、荒布(アラメ)のエキスを入れたら『藻塩』の完成となります。
本当に手間のかかった手作りの一品となっています。
おにぎりや、天ぷら、魚の塩焼き…豆腐にちょっとかけても美味しいです!
まろやかな味で、ほんと、使い道は数え切れないほど!!