由緒ある古社
「出雲国風土記」や「延喜式」にも記載されている由緒ある古社です。現在の本殿は、明治14年(1981)に造営されたものです。
御祭神 稲背脛命(いなせはぎのみこと)
合祀神 八千矛神(やちほこのかみ)
稲羽白兎神(いなばしろうさぎのかみ)
稲羽八上比売命(いなばやかみひめのみこと)
御祭神の主な事蹟
御祭神の稲背脛命は出雲国造の祖神、天穂日命(あめのほひのみこと)の御子です。
天照大神の勅を受け建御雷神(たけみかづちのかみ)等は稲佐浜に降り立ちました。国譲りの神勅を大国主大神に伝えた時、大国主大神の御子、事代主神(ことしろぬしのかみ)は猟漁に美保関に出掛けていました。そのため、稲背脛命が使いに出され、事代主命を呼び還し国譲りについての諾否を問いました。
国譲りが武力によらずして平和裡に解決された事は、稲背脛命等の奔走の賜であり、その功績は大きいといえます。また、父神天穂日命の後を受けて大国主神の祭祀に仕えました。
合祀神の事蹟
八千矛神
出雲大社の御祭神、大国主大神の別名であり、武勇にも勝れさせ給うたのを称え、合せ祀ります
稲羽白兎神
大国主大神が兄弟、八十神(やそがみ)と共に因幡の国へ行かれた時、気多崎という場所で 膚が剥れて苦しんでいた白兎を見てこれを助けられた故事によります
稲羽八上比売神
大国主大神が因幡の国へ行かれた折に見そめられ契りを結ばれ、出雲に移られたが、嫡妻須世理売命を畏みて後に因幡に帰られたといいます
詳細
名称 | 伊奈西波岐神社 |
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カテゴリー | 歴史・文化 |
住所 | 出雲市大社町鷺浦102 |
問い合わせ電話番号 | 0853-53-2298(神門通り観光案内所) |
駐車場 | 無し |
交通アクセス | 出雲大社から一畑バス『鵜峠・鷺浦』行き 「鷺浦」下車 徒歩すぐ 出雲大社から日御碕方面へ、「高尾ゆうゆうライン」を通り、車で20分 |