出雲の国立公園について
大山隠岐国立公園に含まれる島根半島。出雲エリアの国立公園は、島根半島西側の出雲大社及びその背後の山域と日御碕を中心とした東西の海岸の区域である日御碕地区・鷺浦地区から成っています。
島根半島の成り立ちは太古から繰り返されてきた地殻変動によるものですが、そのダイナミックな自然の驚異は国引き神話になぞらえられるなど、そこに暮らす人々の生活は信仰や自然と共に営まれてきました。
海と山の豊かな自然環境で楽しめるアクティビティや貴重な生態系の観察、脈々と受け継がれる伝統行事や神事を身近に感じられる魅力満載の地域です。
日御碕(ひのみさき)
年間約100万人の観光客が訪れる日御碕は日本一の高さを誇る白亜の灯台がそびえ、ウミネコの繁殖地として天然記念物にも指定されている経島や日沉宮(ひしずみのみや)と称される日御碕神社があります。
「日が沈む聖地 出雲」の代表的な舞台で見る美しい夕景は、古くから多くの人々を魅了してきました。
鷺浦(さぎうら)
江戸時代から大正時代にかけて、風待ちのために寄港した北前船によって繁栄した小さな集落です。
その当時の面影が、邸宅や町並みにそのまま残っています。
森と海に囲まれ、夏にはカジカガエルや海ホタルが見られるなど“隠れた安らぎの地”として注目されています。