田儀櫻井家たたら製鉄遺跡
たたら製鉄とは砂鉄を土製の炉の中で溶かし、鉄を精製する日本古来の製法です。
田儀櫻井家はここ多伎町を中心として活躍した近世出雲を代表する鉄師で、近世初期から約250年間、多伎町の宮本地区に本拠地を置いていました。当時製鉄を行うのに関連した建物や、従事する関係者の集落を含む地域は山内(さんない)と呼ばれ、周辺の村落とは区別されていました。この遺跡では大鍛冶場をはじめ、集落跡、金屋子神社などが良好な状態で残され、当時の山内の様子やたたら製鉄の一連の工程などをうかがい知ることができます。
これらの遺跡群は重要な文化財と評価され、「田儀櫻井家たたら製鉄遺跡」として国の史跡に指定されています。
※写真は国指定史跡「宮本鍛冶山内遺跡」
お問い合わせ | 0853−21−6893(出雲市文化環境部文化財課) |
---|