斐伊川(ひいかわ)
斐伊川は、中国山地の船通山に源を発し、北に流れ宍道湖に流入する、流域面積約2,550平方km、長さ153kmの一級河川です。
上流部は素盞鳴尊の八岐大蛇退治の舞台として有名であり、古事記では「肥河(ひのかわ)」、出雲国風土記には「出雲大川」と記載されています。当時は出雲平野を西に流れていましたが、江戸時代に現在のように東にながれるように川筋が変わりました。
上流で行なわれた「たたら製鉄」で必要な砂鉄を採取するための「鉄穴(かんな)流し」の影響で、川底が周囲の平野よりも高い「天井川」となっています。