出雲観光ガイド

出雲日御碕灯台

いずもひのみさきとうだい

日本一の高さを誇る白亜の灯台。断崖絶壁が続く海岸線や、海の幸てんこ盛りの海鮮丼など、見所満載です。

住所

出雲市大社町日御碕1478

問い合わせ電話番号

0853-54-5341

営業時間

【3月~9月】
土日祝 9:00~17:00
平 日 9:00~16:30

【10月~2月】
    9:00~16:30

入場は参観終了時刻の20分前まで

定休日

3月27日(水)は、灯塔改修工事のため灯台参観業務を休止します。
灯台参観をご計画の皆様には、大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承いただきますようお願いいたします。

紺碧の海に映える白亜の灯台

島根半島の最西端の断崖にそびえる「出雲日御碕灯台」。明治36年(1903)に設置されました。海面から灯塔の灯火までは63.30m。地面から塔頂まで(塔高)が43.65mあり、石造灯台としては日本一の高さを誇ります。

真っ白な外壁は、松江市美保関町で切り出された硬質の石材、内壁はレンガ造りで、外壁と内壁の間に空間を作った特殊な二重構造になっています。
光度は48万カンデラで、夜間は約40km沖合まで達し、100歳を越えた今なお現役で海の安全を守っています。

その歴史や文化的な価値の高さから
1998年(平成10年)「世界の歴史的灯台百選」
2013年(平成25年)「国の登録有形文化財」
2022年(令和 4年)「国指定重要文化財」
に選ばれています。

写真1

日本一の高さを誇る日御碕灯台

海岸沿いには柱状の奇岩が続く

海岸沿いには柱状の奇岩が続く

灯台の内部には163段のらせん階段があり、灯台上部の展望台へ上がることができます。
展望台からの眺めはまさに絶景!眼下に広がるパノラマの日本海に島根半島の全景が一望でき、晴れた日には南方に中国山地の連なりや、はるか北方には隠岐諸島ものぞめます。

灯台下の海側には望遠鏡が設置され、沖合を運航する大型船や、季節によってはウミネコの群れなどが観られます。
併設する灯台資料展示室では、構造など灯台に関して学ぶことができます。(入場無料)


松並木の遊歩道でダイナミックな海岸美を堪能

海岸に沿って続く遊歩道

灯台のある日御碕(大山隠岐国立公園)の海岸線は、海食によって隆起した岩盤や柱状の奇岩、断崖絶壁が連なるダイナミックで美しい景勝地です。
松林が広がる海岸沿いには遊歩道が作られ、岩にぶつかる波しぶきの音を聞きながら、自然が作り出した造形美を満喫できます。

遊歩道を北へ進むと「出雲松島」と呼ばれる絶景ポイントへ通じており、様々な風景を楽しみながら散策することができます。

出雲松島

灯台から北へ歩けば、大小の島・奇岩が並び独特の景観を造り出している「出雲松島」を目にすることが出来ます。

柱状節理

灯台周辺の海岸、および遊歩道沿いに見ることが出来る、積み木を束ねたような岩石を「柱状節理」と呼んでいます。およそ1600万年前に流出した溶岩の冷却収縮によってできており、「島根半島・宍道湖中海ジオパーク」の代表的なスポットにも選ばれています。

大山隠岐国立公園について

遊歩道からは様々な海景色が見える

遊歩道からは様々な海景色が見える

大山隠岐国立公園は、島根・鳥取・岡山の三県にまたがった、山岳景観と海岸景観との調和が取れた公園です。

■中国山地の最高峰である大山から蒜山(ひるぜん)までの火山を中心とした山岳・高原景観からなる一帯
■隆起・沈降海岸景観の卓越した島根半島の海岸部
■トロイデ火山と牧野景観からなる三瓶山(さんべさん)一帯
■海食崖が美しい外海多島海景観の島前・島後の隠岐諸島

の4つの地域からなり、山陰を代表する景勝地が集結しています。


潮の香りの中で海の幸を贅沢にほおばる

新鮮なネタをたっぷり乗せた日御碕名物『みさき丼』

新鮮なネタをたっぷり乗せた日御碕名物『みさき丼』

駐車場から灯台へ続く道沿いには土産物屋やお食事処が軒を連ねています。
中でも海鮮丼は絶品。その日の朝に地元であがった新鮮なネタは季節や日によって様々。贅沢に盛りつけた魚介に秘伝のタレをからませて、ごはんと一緒に豪快に味わいたい一品です。

また店頭で焼いてくれる海鮮焼きもオススメ。サザエの壺焼きや肉厚でジューシーなイカ焼きなど、町中に香ばしい香りが漂い食欲をそそります。

甘辛のタレがおいしいイカ焼き


移ろいゆく空が魅せる、灯台のある風景

夕日に浮かぶ灯台のシルエット

昼間は地中海を思わせる青と白のコントラストが美しい日御碕灯台ですが、夕暮れ時の景色もまた格別。
空一面が赤く染まり、水平線に溶け込むように落ちてゆく太陽、そこに浮かぶ灯台のシルエットは見る者を魅了します。自然が織りなす色彩のアートに、しばし時の流れを忘れるようです。


恋する灯台

周囲の海岸には松林と遊歩道があり、そこから見える白い灯台は青い空とあいまって造形美が際立つこと。夕暮れ時に見える日本海に沈む夕日の美しさ。展望台へと続くらせん階段の一段一段と天空に向けて上がり続ける歩みは、高まる愛の軌跡のよう、との理由により、2017年に一般社団法人日本ロマンチスト協会により恋する灯台に認定されました。

ライトアップ

「恋する灯台」に認定されている日御碕灯台は、特別な日にカラフルにライトアップされます。幻想的に移り変わる白亜の灯台をお楽しみください。ライトアップの日時については、下記リンク「ライトアップ日程」をご覧ください。

ライトアップに関するお問合せ:日御碕ビジターセンター TEL:0853-54-5400

オリジナル自動販売機

「夕日に染まる灯台」と「恋する灯台カラーにライトアップした灯台」をラッピングしたオリジナル自動販売機。
購入時には 「日が沈む聖地」と「恋する灯台」の2パターンの音声を聞いていただけます。
この自動販売機では、灯台ステッカー500円 (4種類)の購入が可能。恋する灯台にちなんで、灯台に向かって叫びたい「愛言葉」も入っています。
[設置場所:展望デッキ近く(大駐車場奥のトイレの横)]

【この自動販売機は、販売代金の一部が観光事業へ募金される「観光事業支援型自動販売機」です】


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詳細

名称 出雲日御碕灯台
住所 出雲市大社町日御碕1478
問い合わせ電話番号 0853-54-5341
営業時間 【3月~9月】 土日祝 9:00~17:00 平 日 9:00~16:30 【10月~2月】     9:00~16:30 入場は参観終了時刻の20分前まで
駐車場 有り 第一駐車場65台、第二駐車場175台(バス6台)
ホームページURL https://www.tokokai.org/tourlight/tourlight12/
平均予算(お一人様) 参観寄付金:大人(中学生以上)300円。小学生以下、障がい者 (介助の方1名まで)無料
灯台資料展示室/無料
交通アクセス 【車】
山陰道 出雲ICより約27分
出雲大社から約16分

【バス】
「JR出雲市駅」から約60分
「出雲大社連絡所」から約20分
→共に「日御碕灯台」バス停下車、徒歩約5分
https://www.ichibata.co.jp/bus/rosen/hinomisaki-1.html